“Let the cat out of the bag”: なぜ秘密を漏らすと「猫が袋から出る」と言うの?

ことわざ

こんにちは、モムランです。今日は、英語のイディオムの一つである「Let the cat out of the bag」についてお話ししたいと思います。この表現は、日本語で言うところの「秘密をもらす」「口を滑らせる」という意味ですが、どうして猫と袋が関係しているのでしょうか?実は、このイディオムには面白い歴史と文化が隠されています。この記事では、その由来や使い方、例文や体験談などを紹介していきます。英語の勉強にもなるし、英語圏の文化も学べるし、一石二鳥ですね。では、さっそく見ていきましょう。


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目次

  • 「Let the cat out of the bag」の意味と由来
  • 「Let the cat out of the bag」の使い方と例文
  • 「Let the cat out of the bag」の類義語と対義語
  • 「Let the cat out of the bag」の体験談
  • まとめ

「Let the cat out of the bag」の意味と由来

「Let the cat out of the bag」とは、文字通りには「袋から猫を出す」という意味ですが、実際には「秘密をもらす」「口を滑らせる」という意味で使われます。では、なぜこのような表現になったのでしょうか?その答えは、中世のイギリスにあります。

中世のイギリスでは、市場で豚の子供を売ることがありました。しかし、中には悪質な商人が、豚の子供の代わりに猫を袋に入れて売ろうとする者もいました。猫は豚の子供よりも安く、袋の中では見分けがつきにくいからです。しかし、袋から猫が出てしまったり、鳴いたりしたら、商人の詐欺がばれてしまいます。つまり、「袋から猫を出す」ということは、「秘密をもらす」ということになります。このようにして、「Let the cat out of the bag」というイディオムが生まれたと言われています。

「Let the cat out of the bag」の使い方と例文

「Let the cat out of the bag」は、秘密をもらすというネガティブな意味で使われることが多いですが、時にはポジティブな意味で使われることもあります。例えば、誰かのサプライズパーティーの計画をもらしてしまったり、妊娠や結婚などのおめでたいニュースを早くも公表してしまったりする場合です。このように、文脈によってニュアンスが変わることがありますので、注意が必要です。以下に、いくつかの例文を挙げます。

  • I’m sorry, I didn’t mean to let the cat out of the bag. I thought you already knew about her divorce.(ごめんなさい、秘密をもらすつもりはなかったんです。彼女の離婚のことはもう知っていると思っていました。)
  • Who let the cat out of the bag about our surprise party? It was supposed to be a secret.(誰が私たちのサプライズパーティーの計画をもらしたの?秘密にするはずだったのに。)
  • She let the cat out of the bag and told everyone that she was pregnant. She was so happy that she couldn’t keep it to herself.(彼女は秘密をもらして、妊娠したことをみんなに言ってしまった。とても嬉しかったので、一人で抱え込むことができなかったんだ。)



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「Let the cat out of the bag」の類義語と対義語

「Let the cat out of the bag」には、同じような意味を持つ他のイディオムもあります。例えば、「Spill the beans」や「Blow the lid off」などです。これらの表現も、「秘密をもらす」「暴露する」という意味で使われます。以下に、いくつかの例文を挙げます。

  • He spilled the beans and told his boss that he was looking for another job.(彼は秘密をもらして、別の仕事を探していることを上司に言ってしまった。)
  • The journalist blew the lid off the corruption scandal and exposed the truth to the public.(ジャーナリストは汚職スキャンダルを暴露して、真実を公にした。)

一方、「Let the cat out of the bag」の対義語としては、「Keep something under wraps」や「Zip one’s lips」などがあります。これらの表現は、「秘密を守る」「口を閉ざす」という意味で使われます。以下に、いくつかの例文を挙げます。

  • They kept their relationship under wraps for a long time. They didn’t want anyone to know.(彼らは長い間、関係を秘密にしていた。誰にも知られたくなかったのだ。)
  • You have to zip your lips about this. It’s a top secret.(これについては口を閉ざしておかないといけない。最高機密だから。)

「Let the cat out of the bag」の体験談

私も、「Let the cat out of the bag」に関する体験談があります。それは、私が高校生のときのことです。私は、クラスメートの一人が好きでした。でも、そのことは誰にも言っていませんでした。ある日、私は友達と話しているときに、うっかりそのことを言ってしまいました。友達は驚いて、「本当に?それはすごいね。でも、誰にも言わないでね。秘密だから。」と言ってくれました。私はほっとして、「ありがとう。本当に秘密にしてね。」と言いました。しかし、その友達は、私が知らない間に、そのことを他の友達に話してしまいました。そして、その話はどんどん広がって、ついには好きな人の耳にも入ってしまいました。好きな人は、私のことをからかって、「君は僕のことが好きなんだって?それは嬉しいな。でも、残念だけど、僕は君のことが好きじゃないんだ。」と言ってきました。私は、とても恥ずかしくて悲しくて、泣きそうになりました。それから、私はその友達とも話さなくなりました。私は、彼女が秘密をもらしてしまったのが、とても悔やまれました。私は、彼女が秘密を守ってくれていたら、どうなっていたのかと思うと、胸が痛みました。これが、「Let the cat out of the bag」に関する私の体験談です。

まとめ

今回は、「Let the cat out of the bag」について、意味や由来、使い方や例文、類義語や対義語、体験談などを紹介しました。このイディオムは、中世のイギリスの市場で起きた詐欺の話に由来しています。秘密をもらすというネガティブな意味で使われることが多いですが、時にはポジティブな意味で使われることもあります。文脈によってニュアンスが変わることがありますので、注意が必要です。「Spill the beans」や「Blow the lid off」などの類義語や、「Keep something under wraps」や「Zip one’s lips」などの対義語も覚えておくと便利です。私も、「Let the cat out of the bag」に関する悲しい体験がありますが、それはまた別の機会にお話しします。


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以上が、「Let the cat out of the bag」についてのブログ記事でした。この記事が、英語を勉強している日本人の皆さんのお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、また次回。モムランでした。バイバイ。👋

 

 

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