こんにちは、モムランです。今回は、「The devil is in the details」という英語のことわざについて、ブログ記事を書いてみました。このことわざは、「魔鬼は細部に宿る」と訳されますが、どういう意味なのでしょうか?また、どんな場面で使えるのでしょうか?この記事では、以下の内容を解説していきます。
- 「The devil is in the details」の意味と由来
- 「The devil is in the details」の使い方と例文
- 「The devil is in the details」の類義語と対義語
- 「The devil is in the details」の日本語版とその違い
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この記事を読むことで、英語の勉強にもなり、英語圏の文化も学べるものになっています。さらに、トレンドに沿ったうんちくや、言い回し、体験談なども盛り込んでいますので、読者の皆さんが楽しめるように工夫しました。それでは、早速見ていきましょう。
「The devil is in the details」の意味と由来
「The devil is in the details」とは、「何かをするときに、細部に隠された問題や困難に気づかないと、失敗する可能性がある」ということを表す英語のことわざです。一見簡単そうなことでも、実際にやってみると思わぬトラブルに巻き込まれたり、予想以上の時間や労力を要したりすることを指します。例えば、契約書や規約などの文書を読むときに、細かい文字や条項に注意しないと、後で不利益を被ることになるという場合に使えます。
このことわざの起源は、諸説ありますが、一般的には「神は細部に宿る」という意味の「God is in the details」という言葉が変化したものとされています。この言葉は、何をするにせよ徹底的に行うべきであるということ、つまり細部が重要であるという考えを表しています。この言葉の発案者には、ドイツの建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエや美術史家アビ・ヴァールブルク、フランスの作家ギュスターヴ・フローベールなどが挙げられていますが、確かな証拠はありません。
「The devil is in the details」は、1960年代にはすでに使われていたことが分かっており、1969年には既知のことわざとされています。この言葉は、「God is in the details」とは逆に、細部には悪いことが潜んでいるというネガティブなニュアンスを持っています。この言葉には、「The devil is in the detail」と単数形になる場合や、「A devil is in the details」と不定冠詞がつく場合もありますが、意味は同じです。
「The devil is in the details」の使い方と例文
「The devil is in the details」は、主に警告や忠告として使われます。相手に何かをする前に、細部に注意するように促すときに使えます。また、自分自身が何かに失敗したときに、細部を見落としたことを反省するときにも使えます。このことわざは、日常会話やビジネスシーンなど、さまざまな場面で使われます。以下に、具体的な例文をいくつか挙げます。
- I know you are excited about your new project, but don’t forget that the devil is in the details. Make sure you check everything carefully before you launch it.(新しいプロジェクトに興奮しているのは分かるけど、魔鬼は細部に宿ることを忘れないでね。公開する前に、すべてを慎重にチェックしてね。)
- She thought she had a great deal on the car, but the devil was in the details. She didn’t read the fine print and ended up paying a lot of extra fees.(彼女は車をお得に買えたと思っていたけど、魔鬼は細部に宿っていたんだ。細かい文字や条項を読まなかったせいで、たくさんの追加料金を払うことになった。)
- Writing a novel may seem easy, but the devil is in the details. You have to think about the plot, the characters, the dialogue, the style, and so on.(小説を書くのは簡単そうに見えるかもしれないけど、魔鬼は細部に宿るんだ。あらすじや登場人物や会話や文体など、考えなければならないことがたくさんあるんだ。)
- He failed the exam because he didn’t study the details. He realized that the devil was in the details.(彼は詳細を勉強しなかったせいで試験に落ちた。魔鬼は細部に宿っていたと気づいた。)
「The devil is in the details」の類義語と対義語
「The devil is in the details」には、同じような意味を持つことわざや表現がいくつかあります。以下に、代表的なものを挙げます。
- Look before you leap.(飛ぶ前に見よ。)
- Measure twice, cut once.(二度測って一度切れ。)
- The proof of the pudding is in the eating.(プリンの証拠は食べてみることにある。)
これらのことわざや表現は、「何かをする前に、よく考えたり調べたりした方がいい」ということを伝えます。細部に注意することの重要性を強調する点では、「The devil is in the details」と同じです。
一方、「The devil is in the details」の対義語となることわざや表現は、以下のようなものがあります。
- Don’t sweat the small stuff.(些細なことにくよくよするな。)
- The big picture is what matters.(大事なのは全体像だ。)
- Don’t let the perfect be the enemy of the good.(完璧を求めて良いものを台無しにするな。)
これらのことわざや表現は、「細部にこだわりすぎると、本質を見失ったり、時間や労力を無駄にしたりする」ということを伝えます。細部に注意することのデメリットを強調する点では、「The devil is in the details」と続きます。
「The devil is in the details」の日本語版とその違い
「The devil is in the details」には、日本語にも似たようなことわざや表現があります。例えば、「細かいところにこそ神が宿る」という言葉は、「God is in the details」と同じ意味で使われます。また、「細部が命」という言葉は、「細部に気を配ることが成功の秘訣である」ということを表します。これらの言葉は、「The devil is in the details」とは逆に、細部には良いことがあるというポジティブなニュアンスを持っています。
一方、「鬼は細部に宿る」という言葉は、「The devil is in the details」とほぼ同じ意味で使われます。この言葉は、「何かをするときに、細部に隠された問題や困難に気づかないと、失敗する可能性がある」ということを表します。ただし、「鬼は細部に宿る」という言葉は、「The devil is in the details」と比べると、あまり一般的ではなく、あまり使われません。また、「鬼は細部に宿る」という言葉は、「鬼は隙に入る」という言葉と混同されることがありますが、これは別の意味を持ちます。「鬼は隙に入る」という言葉は、「油断すると敵につけ込まれる」ということを表します。
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まとめ
今回は、「The devil is in the details」という英語のことわざについて、意味や由来、使い方や例文、類義語や対義語、日本語版とその違いなどを解説しました。このことわざは、「何かをするときに、細部に注意しないと失敗する可能性がある」ということを表すもので、警告や忠告として使われます。この記事を読んで、英語の勉強にもなり、英語圏の文化も学べたなら、幸いです。モムランでした。
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